アトピーの治療
アトピーとは?
アトピーとは免疫異常が関連する皮膚炎ですが、皮膚のバリア機能の低下がなぜ起こるのか明白ではありません。各種アレルゲンと反応しますが、花粉症や食物アレルギーのような特定のアレルゲンに対する特異的な反応とは様相が異なります。
アトピーの治療には、一定期間ならステロイド軟膏で対症療法をして効果がありますが、長期に及ぶとステロイドの副作用が問題となります。
ステロイド軟膏治療の副作用
皮膚の萎縮、ステロイドざ瘡、紫斑、酒さ様皮膚炎、口囲周囲炎等の皮膚症状
ステロイド神経症、白内障等
このためステロイドを使用しない治療、脱ステロイド療法を求める方が多くおられます。
『免役プラザ』を通じて相談される方も、このような方々です。脱ステロイドを実施して行く過程で、当クリニックなりにまとめた治療法が以下の通りです。
@「精神的ストレス」とは何か、これが自律神経を介して免役機能に及ぼす影響をまず理解しま
す。自分自身の身体で何が起こっているのかを理解するだけでも安心につながります。
Aそのような理解を利用して、免疫力を賦活するよう、可能な範囲で生活を見直します。
Bステロイドを漸減していきます。
Cステロイド中止後のリバウンドが目立つ時期(痒みや不安感で不眠症やノイローゼ状態になる方
も少なくありません)を乗り切ります。保湿剤以外に、場合によっては睡眠剤や抗不安薬も一時
的な利用、トランスファーファクターの利用も行ないます。
D皮膚炎を再燃させない生活のあり方を定着させます。
トランスファーファクター
USAの医師用治療参考書Physician’s Desk Reference (PDR)に収載されています。
私も関連論文を読み、免疫機能を向上させるサイトカイン群であると評価しました。
サプリメントに分類されますので、自費となります。
費用の目安 トランスファーファクター 1ヶ月分 7,350円
トランスファーファクタープラス 1ヶ月分 10,080円
※アトピーの治療にかかる費用には、保険適用のものと適用外のものが含まれています。
詳しくは診察の折にご相談ください。
アトピー治療における当院のポリシー:アレルギー美容
アトピーなどのアレルギーは、日本の国民の3割がかかっている国民病です。花粉症、アトピー性皮膚炎、喘息などアレルギーの起こる体の部位によってそれぞれ症状が異なるのが特徴です。それぞれのアレルギーを発症するまでの過程は、ほぼ同じと考えられていますが、症状が進むにつれて全く異なる作用がそれぞれのアレルギーの病態を作るため、これまでの治療法は対症療法が主でした。
本来、人間の体には、外部から体内に侵入してくる、体の成分とは異なる外敵に対して、退治しようとする免疫のしくみがあります。侵入してくる異物を抗原といい、それに対抗して体が作る免疫物質を抗体といいます。再び異物(抗原)が侵入してくると、正常には抗原抗体反応(免疫)が行われ正常に免疫機能が働くわけですが、この本来は体を守るはずの抗原抗体反応が、同じ異物に対して「侵入→攻撃」を繰り返している間に、無害であるはずの花粉や食物、ダニなどの異物に対して異常に働いてしまい、体にとって都合の悪い結果をひき起こします。これがアレルギー反応です。
現在、多くの病院でのアトピーの治療では、「免疫抑制」の薬物療法が主です。アトピーもステロイドを中心とした、飲み薬、塗り薬などの薬物で治療しているのが現状です。それにもかかわらず、いまわしきは、この病気を根治することができずにいることです。
何故でしょう?
医療現場で、あいもかわらず、アトピーのようなアレルギーを「免疫過剰」と診断している限り、この病気は永遠に退治できないように見受けられます。
当クリニックが提唱する「アレルギー美容」という概念は、アトピーや花粉症を、健康を脅かす病気と捉えるだけではなく、美容という観点からも捉えようとするものです。
アトピーにかかると、かゆみを伴う皮膚の炎症、発疹によって美しい肌を保つことはできません。若い女性といわず、病気もさることながら悩ましい現象です。海水浴へも行けない・・・!
花粉症も発症すると、決して美しい姿格好ではありません。目が充血するわ、涙は出るわ、鼻水は出るわ、憂鬱な表情をするわ、顔にしわを作るわ、笑いは消えるわ、マスクはするわ、と見た目におおよそ美しいものとは言えません。
当クリニックでは、アトピーなどのアレルギーを「免疫過剰」とは判断せず、「免疫異常」ととらえ、「免疫抑制」することなく、したがってステロイドなどの使用をなるべく少なくし、健康と美容の両面から「免疫調整」免疫バランスを整える治療を施します。